歴史を学ぶ、気軽な散歩ツアーでカナダに「Hands On」!

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日本でも近年、休日になるとボランティアの皆さんがその土地の特徴や歴史などを解説しながら歩く歴史散歩が人気と聞きます。実はトロントでも、こうしたプログラムは盛んに行われています。

主催する団体は「ヘリテージ・トロントツアー」。トロント市の独立非営利団体として、1949年以来トロント市の貴重な建築物、文化や自然遺産を多くの人に伝えるために組織された「ヘリテージ・トロント」が行うプログラムの一つとして今年で20周年を迎える伝統の歴史散歩は、トロント大学の先生や歴史家、専門的な知識を持つボランティアの皆さんにより運営されています。
http://heritagetoronto.org/

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今回参加したのは、「Creating Toronto:The Story of the City in Ten Stops」という1時間半の散歩ツアー。事前に、「歩きやすい靴で、夕方は今時分少し寒いので、ジャケット等羽織るものを。飲み物も持参して結構ですよ」と、マーケィング・ディレクターのステイシーさん(写真上、中央左の女性)。

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予め言われていた集合場所に到着するとすでに皆さん集まっていて、まずは名前を言ってチェックイン。簡単な挨拶の後、早速今回の案内役のゲーリー先生のお話が始まりました。彼は「Chief Historian and Associate Director, Heritage Toronto」という肩書きで、博士号を持っている歴史家の先生(写真上、一番左の男性)。

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肩書きは立派ですがとても気さくな方で、彼のガイドでダウンタウンをのんびり歩きながら、ところどころで止まっては話を聞く、というスタイルはまさに「社会科見学」(今も日本ではこういう課外授業はあるのでしょうか?)といった様子。

トロント歴史散歩はヤングストリート(ホッケーの殿堂)へ。 – Spherical Image – RICOH THETA

湧いて出てくる泉のように物語を話す先生は、最初から身振り手振りの熱演。たまたま通りすがった人が「今日は何かあるの?」と聞いてくることあり、立ち止まってそーっと聞き耳を立てる人あり、終始カジュアルな雰囲気で歴史散歩は続きました。

HeritageMap

訪れた場所は上記のスポット。トロントがどのようにして街として出発したのか、19世紀から始まり現代に至るまでの流れを分かりやすく説き起こす様は、さすが専門家と感心。

トロントの金融街の中心地 – Spherical Image – RICOH THETA

ストーリーはすべて英語で「日本語で聞きたい」と不安に思われる方もおられるでしょう。でもここはトロントですから、現地に住む専門家から直接英語で解説を聞いてみるというのも、異文化交流の良い体験になるはずです。こちらでは「Hands On」というプログラムがあり、ざっくり言うと「自分で体験してみましょう」ということなのですが、私たち日本人が普通に旅行していてカナダ人から直接英語を沢山聞けるチャンスというのもめったにないものです。思い切って1時間半、どっぷり英語の環境に浸かってカナダに「Hands On」してみるのも旅の思い出になるはずです。

聞き取りのコツは、事前にある程度トロントの歴史を頭に入れておくこと。「歴史」ツアーですから、テーマとなる物語がだいたい分かっていれば、「あ、アノことを言っているのかな?」と、英語でもキーワードが入ってくれば後はリラックスして聞いていれば大丈夫です。

ちなみに今回のツアーのポイントは、以下の通りです。

[table caption=”今回のツアーのポイント” width=”565″ colwidth=”20|545″ colalign=”left|left”]
1),19世紀にトロント市が始まった時には、街はとても小さかった
2),先住民が住んでいる所にイギリス人がやってきて、街はグリッドと呼ばれる格子状に道路が整備され、街は大きく発展した
3),オンタリオ湖畔は現在の場所よりもずっと手前で、ちょうどマーケットの際まで来ていた。実は湖畔のどこかに、1万1千年前の先住民家族の足跡が今も眠っている
4),ヤングストリートは、古くから農業地帯だったムスコカ地方から農産物を運ぶ大動脈として使われていた
5),現在のユニオン駅もオンタリオ湖畔にあり、船で荷を下ろしてすぐ列車に載せることができた
6),金融街の過去と現在をひと目で見ることができる場所がある
7),トロントは医療においても先進的な発見をしたり、新たな手術の技術を開発している街である
8),「ハドソン・ベイ」と「イートン・センター」が隣り合わせになったのには理由がある
9),トロント市庁舎は実は3つあり、現在の市庁舎が宇宙船みたいになった事情について
[/table]

当日の様子を1分でまとめたムービーをFacebookにアップしました。冒頭部分では先生のお話を聞くことができますので、チャレンジしてみて下さい。

今回参加した上記のツアーは歩く距離もさほど長くなく、話も基本的なものが多かったので、まさに「トロント入門」としては最適だと感じました。開催は7月10日、17日、24日、31日、8月7日、14日、28日、30日の8回開催される予定で20名限定(有料:$20、要ウエブ予約)のブティック・ツアーになります。

参加費は、多くのツアーにはスポンサーがついていて無料(要:事前のオンライン予約)。上記のような「ブティック・ツアー」と呼ばれる20名以下限定のものは$20と有料ですが、先生に近い所で直接話を聞くことができます。バスなどを使う本格的なものは経費がかかるので$80というのもあります。パンフレットは下記オンラインでも見ることができます。
http://heritagetoronto.org/wp-content/uploads/2014/04/HT_TourBrochureWEB.pdf

時間は、1時間半〜2時間が一般的で、午後6時半スタートが最も多く、午後1時半、午前中には45分〜1時間という比較的短いツアーが行われています。

cityhall360
https://theta360.com/s/EjX

実施期間は、4月〜10月。2014年もテーマを増やしながら、徒歩で、自転車であるいはバスを使ったツアーが計画され、4月(4本)、5月(17本)、6月(23本)、7月(22本)、8月(16本)、9月(12本)、10月(5本)の計99本が実施されます。下記のページでは、種類(徒歩、バス、自転車、子供連れなど)や月別に分類されていますので、参加の際の参考にして下さい。
http://heritagetoronto.org/tours/2014-tours/

154 thoughts on “歴史を学ぶ、気軽な散歩ツアーでカナダに「Hands On」!

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