どこから始める? 2014年のトロント国際映画祭(TIFF)

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TIFF(ティフ)の愛称で呼ばれる、2014年のトロント国際映画祭(Toronto International Film Festival)。いよいよ昨日の9月4日(木)〜14日(日)まで11日間の日程で開幕しました。

この期間中、世界初公開のものも含めたくさんの映画をトロントで見ることができるTIFF。映画館に並ぶファンの行列は最終日まで続き、映画関係者もトロントでの宣伝や業界のネットワーク作り、商談など様々な催し物が様々なレベルで行われる一大イベントです。

トロントの場合、観客の人気投票によって決められる「The People’s Choice Award」を受賞するとアカデミー賞の作品賞を受賞する確率が高いと言われるため、翌年に行われるアカデミー賞の前哨戦と位置づけられています。そのためハリウッドのスターも続々詰めかけ、ファンサービスにつとめるのが特徴。競争の激しい北米の映画産業で確固たる地位を占めるため、トロントで行われる年一度のお祭りがカナダにとって大切な役割を果たしているという側面もあります。

【まずは情報収集】
年々プログラムは多彩になって行く、TIFF。「トロントで行われる映画祭って、実際どんな感じなの?」。
そんな疑問を持ったら、まずは全体を知るためにウエブサイトをチェックしてみましょう。プログラムが各部門に分かれているので、上映される情報を得るためにはここからスタートするのが良いと思います。
http://www.tiff.net/festivals/thefestival

【会場は?】
映画の上映は市内全域で行われていますが、映画祭の雰囲気を味わうことができるメイン会場は「エンタテイメント地区」と呼ばれるキング・ストリートとユニバーシティー・ストリートの交差点から西側エリア。

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アクセスはTTC地下鉄セントアンドリュー(St. Andrew)駅下車してすぐ。

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TIFFのロゴが目印です。

【今年のスペシャル企画「Festival Street」とは?】
トロントのイベントはどれも年々規模が大きくなってきていますが、その理由はお金がかからない「フリー・イベント」の充実。トロント国際映画祭でも今年初めての試みとして、ベル・ライトボックスを中心としたキング・ストリート全体をフェスティバル・ストリートと呼び、4日(木)〜7日(日)限定で、様々な催しを行います。以下ストリートを歩きながらご紹介します。

プログラム全体はこちらから:
http://www.tiff.net/festivals/thefestival/programmes/festivalstreet
マップはこちらから:
http://www.tiff.net/festivalstreetmap

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まずは目印となる、UFOのような形をした建物「ロイトムソン・ホール」に向って歩いてみましょう。ここは普段はクラシックのトロント交響楽団を始め、一流ミュージシャンが訪れるコンサートホールとして使われています。

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トロント国際映画祭のレッドカーペットがある、ロイトムソン・ホール前で。 – Spherical Image – RICOH THETA

パノラマ・カメラで撮ってみました。右下の「−」ボタンを押すと、全体が見やすくなります。

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周辺にはミュージカルがかかる劇場が2カ所あり、トロントのエンタテイメントの中心地と呼ばれる由来はこの辺にあります。ストリート・フェスティバル期間中は、オレンジのベンチが並べられてて、ちょっと休憩に便利ですね。

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先に進むと、左側にはファーマーズ・マーケットが開催されているのが見えてきます。(毎週木曜のみ、午前8時〜午後2時半まで)

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ボックスオフィスはこの先のビルになります。

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中に入ると、すぐ左には映画の上映スケジュールが張り出されてあり、その奥がチケットカウンターになります。

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そして右側に映画産業の中心的存在として2010年に鳴り物入りでオープンした「Bell Lightbox」が見えてきます。ここはTIFFのオフィスを中心に、展示スペースや複数のスクリーニング・ルーム、教育的なアクティビティーができるスペースが集められている多目的ビルとなっています。
http://www.tiff.net/explore/tiff-lightbox-map-directions

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HAL 9000が! 7日(日)までの限定です。
http://www.tiff.net/festivals/thefestival/programmes/festivalstreet/hal9000-1

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Bell Lightbox正面にはレストランがずらりと並んでいますが、ストリートにパティオが作られそこで食事ができるようにもなっています。

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さらに先に進むと、コンサート会場があります。この辺が終点になります。

【ストリートフェスは夜が楽しい】

実はこのストリートフェス、日没後がなかなか印象的。

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まず、入り口のTIFFロゴが光ります。

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そして、光のトンネルを通ると、タイムマシン気分が味わえます(^^)

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ロイトムソン・ホール前に到着したら、CNタワーの色をチェック。昨晩はオープニングを記念してオレンジでした。

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電話ボックスもあります。

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道路にも注目!

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路上チェス大会が行われています。

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プリンセス・オブ・ウエールズ劇場では、ガーラ・プレゼンテーションが行われていました。ハリウッド・スターが出てくるのを待っているファンの皆さん。おなじみの光景ですね。

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Bell Lightbox前を通過。

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レストランのライトアップがオシャレです。

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屋外コンサート会場では、パフォーマンスが進行中。盛り上がっています。

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夜遅くまで、パティオでお食事をする人たちを見かけました。
このストリートフェスは、7日(日)までですので、お見逃しなく!

【映画スターに会いに行く】
さて、この時期多いのが「どこにいったら映画スターに会えるの?」という質問。目安としてですが、先ほどのウエブサイトで「GALA」のカテゴリーをクリックしてみて下さい。

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そうすると、こんな風にずらりと映画のタイトルと簡単な説明が出てきます。最初にラインアップされている「Black and White」をクリックしてみると・・・

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こういう画面に切り替わります。この映画は、3つの映画館でトータル3回の上映が予定されていることがわかります。ここで注目したいのは、黄色で囲った部分。最初の上映日(9月6日)。ロイトムソン・ホールで午後3時に行われる回は「PREMIUM」となっています。

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ロイトムソン・ホールはトロント国際映画祭でレッドカーペットがあるのある劇場の中でも最大のもの。このようにテントが並び、映画関係はレッドカーペットを歩いて会場に入る途中、メディアの皆さんによる撮影とインタビューが行われるという場所です。上の写真は平日の昼間のレッドカーペット。それが時間になると・・・

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映画関係者が続々と登場すると、あたりは騒然とした雰囲気になります。

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ここが人気の理由は、リムジンを降りた直後に、ファンと交流できるようになっているため。

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ガーラが行われる劇場はどこもスターをひと目見ようと、早い時間から熱狂的なファンが集まる「名所」となります。

もう一つの注目ポイントは、高級ブティックやホテル、オシャレなレストランが並ぶ「ヨークビル」と呼ばれる地区。「Stargazer(星空鑑賞のこと)」といって、レストランやホテルの前でハリウッド・スターの登場を待ち伏せしている人を多数みかけます。

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ストリートフェスの会場からだと、スパダイナのストリートカーに乗り、スパダイナ駅でTTC地下鉄ベイ駅下車。

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1ブロック北の交差点を左に曲がったストリートがそれです。

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どっかできっと出会えるはず・・・・

【注目の日程は?】
フェスティバルは来週日曜日まで11日間続きますが、やはりハイライトはこの週末の土曜日と日曜日。

夏の終わりの華やかなトロントを味わえる最後のチャンス。散歩気分で街を歩けばどこからともなく歓声が上がり、映画スターが目の前に!? などということが良く起きるワクワク感を、味わってみませんか?

トロント国際映画祭:http://www.tiff.net/