【19世紀のトロントへ】ディスティラリー地区に行く前に知ってほしい5つの観光ポイント

前回、CItyPASSで行くことができるトロントの観光名所をご紹介しましたが、もちろんトロントには他にもオススメしたい場所がたくさんあります。 その中の一つが、ディスティラリー地区(The distillery historic district)。 赤レンガの建物が並ぶディスティラリー地区は、1830年代にはウィスキー醸造場として発展し、その跡地が再開発され今は観光地として賑わっています。 一歩足を踏み入れると、当時の面影が残る石畳の通りや建物に目を奪われ、ビクトリア時代当時の雰囲気を楽しむことができます。 そこで今回は、歴史的建造物が並ぶディスティラリー地区の観光ポイントを5つに分けてご紹介していきます。

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トロントの多国籍文化が集まる市場ケンジントン・マーケットを楽しむ5つのポイントとは?

ケンジントン・マーケット(Kensington Market)。旅行者の方は、トロントの観光スポットを検索した時、必ず出てくる場所ではないでしょうか? 100年以上の歴史を持つケンジントン・マーケット。実は、世界中からトロントにやってきた移民によってつくられたコミュニティーです。 そのため、マーケット内は多国籍のお店であふれていて、移民の国カナダならではの雰囲気を楽しむことができます。 ケンジントン・マーケットは観光地としてだけではなく、雑貨屋さんやカフェも豊富で、地元の人の生活の一部としても成り立っているエリアです。私にとってもお気に入りの場所の一つで、よく足を運んでいます。 そこで今回は、私のお気に入りの食料品店や古着屋さんと一緒に、ケンジントン・マーケットを楽しむポイントを5つに分けてご紹介と思います。

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写真好きの方にオススメしたいトロントアイランドの写真スポット5ヶ所

トロントの南部、北米の五大湖の一つであるオンタリオ湖に浮かぶ島、トロントアイランド。 トロントアイランドの英語表記はToronto Islands。その名前からわかるように、セントラルアイランド(Centre Island)、ハンランズ・ポイント(Hanlan’s Point)、ワーズアイランド(Ward’s Island)などの合計15の島々で成り立っています。 全長約5kmという小さな島は、トロントで人気の観光地の一つ。特に夏の時期は各所でバーベキューができたり、ビーチで遊泳も可能なので、トロントニアンにも人気があります。 ご紹介したい場所はたくさんあるトロントアイランドですが、今回は写真好きな私が何度も足を運んでしまうお気に入りのスポットを5ヶ所、お伝えしたいと思います。

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トロントであえて、図書館に行く理由

トロントのダウンタウンのほぼ中心。開放的な複合キャンパスで有名なトロント大学があります。大学といっても、訪れてみるとここは一つの街。周辺には研究施設やら先端技術の開発拠点などが集まっています。そんな学術の街をストリートひとつ隔てた南側に、リリアン・スミス(Lilian H. Smith)という名の図書館があるのをご存知でしょうか?

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トロントに遊びにくる理由:「暮らす旅」のススメ

「久しぶり!」かつてトロント在住だったCHIEさんが、ピアソン国際空港第一ターミナル到着ロビーに到着したのは、3月半ばのある日のこと。 彼女は「今は日本にいることが多くなってしまったけど」という、かつてのトロント在住者。  今回のブログは「しばらく間があいたから、ほとんど旅行者気分」という彼女の2週間の旅に焦点をあて、そのエッセンスをエッセー風にご紹介してみたい。かつての在住者という厳しい目に、久しぶりのトロントはどう映ったのだろうか。 (空港と水族館以外の写真はCHIEさん提供)

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トロントの冬で体験したい10のこと【PART1】

1月中旬のこの時期、平均気温が連日0度以下を記録するトロントは、冬真っ盛り。4月下旬に訪れる春まで続く長い冬ですが、そこは北米有数の大都市圏ならではの生活の工夫があります。というわけで今回は、年々多彩になるアーバンライフスタイルを10項目に絞り、冬ならではの見どころとしてご紹介して参ります。今回はまずPART1として、冬ならではのインドアに注目。

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セグウェイでトロントの街を感じる旅を体験

セグウェイ @segwayontario でツアー中の様子。特別に許可をもらって撮影しています。 pic.twitter.com/fX5ArCRhe4 — トロント観光局 (@VisitTorontoJP) 2015, 9月 9 新しものや珍しいモノが集まるトロント。今回はちょっと珍しい「セグウェイ」という乗り物に乗って行う観光を体験してきました。

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トロント郊外でレトロな蒸気機関車旅はいかがでしょう?

トロントから1時間ほど、メープルシロップの里としても有名なセント・ジェーコブスの街で、今年(2015年)も期間限定の観光列車が走っています。特に、上の写真の昔懐かしいカナダ製の蒸気機関車が牽引するツアーはプレミア。今回は、レトロな雰囲気を満喫できるプチ旅のご紹介です。

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トロントでジオツーリズム入門

ジオツーリズム(GEO TOURISM)ということばを聞いたことがあるでしょうか? 美しい風景を中心にする従来の観光とひと味違う、1990年代に提案された観光の新しいカタチ。簡単にまとめると、訪れる場所の風景を作り出している土地の由来を学び、環境を保護したりそこに住む人々の暮らしに触れる観光を通して、持続的な環境保護へも関わりを持つ、と言えるでしょうか。 そのため、目的地へ向かう前にその土地のユニークさについて学ぶということが行われるのが特徴。ナショナル・ジオグラフィック誌がこの活動に熱心で、過去にトロントのある場所が2009年のジオ・ツーリズム候補地のファイナリストに選ばれました。 http://intelligenttravel.nationalgeographic.com/2009/07/28/geotourism_finalists_announced/ 今回ご紹介するのは、世界でも大変ユニークな場所として唯一トロントでジオツーリズムが体験できる「Evergreen Brick Works」。

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19世紀の醸造所で、愛を誓う!?

トロントのダウンタウンからTTCで東に向かうと、オンタリオ湖畔にほど近い場所に、古いウイスキー醸造所跡があります。街の喧騒を離れ、ゆったり過ごせるヨーロッパ調の佇まいは、地元の人々の憩いの場。カフェでゆったり過ごす良い季節になりました。 今回は「ディスティラリー」のご紹介です。

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ナイアガラの滝、3つの楽しみ方

東部カナダの観光名所として人生で一度は目にしたい、大迫力のナイアガラの滝は、トロントから日帰り圏内。お天気が良くなる5月以降から紅葉の時期まで、多くの観光客が現地を訪れます。 今回は、そんなナイアガラの滝をトロントから観光に行く場合、定番の3つの楽しみ方をご紹介いたします。 まずは行き方から

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今週末のトロントは、アイス・ウィークエンド?

いよいよ冬真っ盛りのトロントですが、今週末は雪と氷にまつわるテーマで街を楽しんでみてはいかがでしょう? まずはじめは、ダウンタウンで行われる「ICE FEST」。 氷の彫刻の製作・展示が行われるイベントで、初日の21日(土)の午後はアイスカービング(氷の彫刻)の製作現場を見ることができます。 アウトドアイベントですが、寒くなったら近所のカフェか、たくさんあるヨークビルのレストランに入り、遅めのブランチを楽しむのもグッドアイディア。さらに夜には氷のライトアップも楽しみですね。 公式ウエブサイト(英語):http://www.bloor-yorkville.com/icefest/ 参考ブログ:https://seetorontonow.jp/?p=287 次の目的地は、オンタリオ湖畔へ。 

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ホッキョクグマのハンフリーは、お引越し

トロント動物園で生まれたホッキョクグマの赤ちゃん「Humphrey(ハンフリー)」。誕生日は2013年11月のことでしたから、早いものでもう2年と3ヶ月になるのですね。この写真は赤ちゃんだった頃のハンフリーですが、生き残れるかどうかという緊迫した状態でトロント動物園のスタッフに保護され、24時間体制でのケアを受け、一命をとりとめた後に一般公開された当時のものです。

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ナイアガラの夜景と花火を堪能する!

今年(2014年)よりナイアガラの滝のボートツアーとして始まった「ホーンブロワー」。初年度のツアー日程はいよいよ大詰めとなりました。 【スケジュールは?】 ナイアガラの滝を、川を上りながら接近するボートツアーの概要についてはすでにこちらでレポートしていますが、現在も美しい秋のナイアガラ滝の風景の中を運航中です。 ツアー概要:https://seetorontonow.jp/?p=1368 乗船方法:https://seetorontonow.jp/?p=1811 本年度のスケジュールですが、日中のツアー「Voyage To The Falls」が11月30日まで、イルミネーションと花火が楽しめる「Falls Illumination/Fireworks Cruise」は11月16日(日)までとなっています。 <Voyage To The Falls:11月30日まで毎日出航> 10月は、平日午前8時15分〜午後6時15分まで運行中。11月は午前9時〜午後6時までとなります。 <Falls Illumination/Fireworks Cruise> 毎週金/土/日の午後9時半出航。 なお金曜日と日曜日はナイアガラ・パークス主催の花火が船上から見ることができます。 10月24日(金)、25日(土)、26日(日)、31日(金) 11月1日(土)、2日(日)、7日(金)、8日(土)、9日(日)、14日(金)、15日(土)、16日(日) さて、今回のブログは今年から加わった夜のナイアガラ滝を見るクルーズ・ツアーのご紹介です。

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どこから始める? 2014年のトロント国際映画祭(TIFF)

TIFF(ティフ)の愛称で呼ばれる、2014年のトロント国際映画祭(Toronto International Film Festival)。いよいよ昨日の9月4日(木)〜14日(日)まで11日間の日程で開幕しました。 この期間中、世界初公開のものも含めたくさんの映画をトロントで見ることができるTIFF。映画館に並ぶファンの行列は最終日まで続き、映画関係者もトロントでの宣伝や業界のネットワーク作り、商談など様々な催し物が様々なレベルで行われる一大イベントです。

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トロントの紅葉見どころガイド【パート1】

四季折々の風景を楽しむことができるトロント。 感覚的に冬から夏は「あっという間」にやってきますが、夏から秋はゆっくりと進むようです。東部カナダに群生するメープルシロップを産み出す「サトウカエデ」に代表される広葉樹が、緑豊かな街並をオレンジや赤へと変えて行くさまは、自然の不思議な力をまのあたりにする経験。 8月も中旬を過ぎると朝晩の気温が10度台になり、9月に一度「インディアン・サマー」と呼ばれる猛暑日が訪れた後、いよいよ本格的な秋がトロントにやってきます。

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トロントと氷河の深い関係

トロントの夏は、例年ですとちょうど5月下旬の今頃から始まり8月中旬まで。気温が日中20度を越え始めると、ダウンタウンでは「パティオ」と呼ばれるレストランの屋外エリアがオープンし、街は緑に溢れ、ダウンタウンにある数多くの公園にも人々が集まり、週末にはアウトドアを楽しむ人々で市内各所は賑わいます。

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ナイアガラの新クルーズ船「ホーンブロワー」完全ガイド!

ナイアガラの滝を鑑賞する新たなボートツアー「ホーンブロワー」。昨日(5月14日水曜日)午後12時半に、本日の初就航を記念して記者発表&試乗会におじゃましてきました。 記者発表では、Terry MacRae氏(CEO and president of Hornblower)、Janice Thomson氏(chairwoman of the Niagara Parks Commission)、Jim Diodati氏(Niagara Falls Mayor)が短い挨拶の後、記念のテープカットでは盛大にな拍手がわき起こり、続いて行われたメディア試乗会では、本番さながらのツアーを体験。

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ようやく咲き始めた、トロント桜2014!

毎年美しく咲くトロントの桜。昨年から続いた記録的な厳しい冬を乗り越え、今年も咲き始めました。前回お伝えしたように、トロントの桜の開花では例年一番早いトロント大学ロバーツ図書館前の桜並木が先週末一気に開花。昨日はほぼ満開で、ここ数日が見頃となりました。

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歴史を学ぶ、気軽な散歩ツアーでカナダに「Hands On」!

日本でも近年、休日になるとボランティアの皆さんがその土地の特徴や歴史などを解説しながら歩く歴史散歩が人気と聞きます。実はトロントでも、こうしたプログラムは盛んに行われています。 主催する団体は「ヘリテージ・トロントツアー」。トロント市の独立非営利団体として、1949年以来トロント市の貴重な建築物、文化や自然遺産を多くの人に伝えるために組織された「ヘリテージ・トロント」が行うプログラムの一つとして今年で20周年を迎える伝統の歴史散歩は、トロント大学の先生や歴史家、専門的な知識を持つボランティアの皆さんにより運営されています。 http://heritagetoronto.org/

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トロントで迫力の花火を見る!

カナダでは日本と違ったルールに気づくことがあります。そのひとつが花火。花火が上がるのは(個人で上げるのも)「祝日のみ」と決められています。こうした事情があるため、お祭り好きなカナダ人は「花火」と聞くと大勢集まってくるのです。 夏に花火が行われる主な日付 「ビクトリア・デー」5月19日(月) 「カナダ・デー」7月1日(火) 「レイバー・デー」8月31日(日) このように、たったの3日・・・頻繁には行われていないので、トロント旅の滞在中に日程が合えば、ということでトロントの花火をご紹介します。特にオススメは、カナダの建国記念日前日にハーバーフロントと呼ばれるオンタリオ湖畔で行われる花火。ぜひご覧頂きたいイベントです。 以下日付を追って順にご紹介します。

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トロントの桜は間もなく咲く?

毎年この時期になると、トロントで話題にのぼる桜の開花時期。さて、今年はとても厳しい冬だったのでどうでしょうか・・・ 例年トロントで最初の咲くのが、トロント大学図書館前の桜。ここは若木なので勢いがあり、毎年暖かくなるとパッと咲く事で有名です。

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セントジェイコブスで蒸気機関車に乗る!

【下記の情報は、2014年に基づいたものです】 さて、今回は前回ちょっとだけお伝えした蒸気機関車についてお知らせいたします。まずは、実際に観光列車がどこを走るかというルートのご紹介から始めてみたいと思います。 上の地図で表示していますが、主な停車駅は4つです。 なお、2015年の運行について公式発表があり、1番のウォータールー駅は今年度は使用しないことが決定しました。列車は例外を除いてすべて2番のマーケット駅出発となります。 停車駅の詳細:http://waterloocentralrailway.com/ride/stations-stops/ 1 ウォータールー駅 2 ファーマーズ・マーケット駅 3 セント・ジェイコブス駅及び修復所 4 エルマイラ駅

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トロント郊外で、のんびり列車の旅を体験

昨日(4月22日)はアース・デーでした。クルマの利用が当たり前の北米社会に属するトロントも、例にもれずダウンタウンは渋滞が多い毎日です。そんな中で「列車を楽しむ」人々も多く、根強い人気があります。先日エルマイラのメープルシロップフェスティバルのブログ・エントリーで触れた「ウォータールーの観光列車」。当日はツイッターでつぶやきましたが、今シーズンの始まりを告げる一番列車に乗ってみました。 https://seetorontonow.jp/?p=885

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メープルシロップ博物館に行ってみました

トロントからクルマで約1時間半。先週末に、セント・ジェイコブスという閑静な街を訪れてみました。この街にはおおきなマーケットがあり、週末になると大勢の人が新鮮野菜を求めてやってくることで有名ですが、今日はこぢんまりとしたダウンタウンの一角にある「メープルシロップ博物館」に入ってみました。

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広くて大きくて、眺めが素晴らしい! ナイアガラの新クルーズ船

一昨日お伝えした、「ホーンブロワー・ナイアガラクルーズ(Hornblower #NiagaraCruises )」。今回は、多彩なツアーを支えるクルーズ船についてご紹介をいたします。(なお、現在クルーズ船は建造中ですので、下記の情報は3月21日に行われた取材時のものであることをご了解ください) 【ガラスで覆われたエリアも作れる最新型クルーズ船の中身は・・・】 使用されるクルーズ船は2タイプで全部で3隻になります。

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「霧の乙女号」改め 「ホーンブロワー・ナイアガラクルーズ(Hornblower Niagara Cruise)」

ナイアガラ観光に新しく加わる観光船「ホーンブロワー・ナイアガラクルーズ(Hornblower Niagara Cruise)」は、今年(2014年)の観光シーズン開始に合わせて、着々と準備が進んでいます。先日3月21日には特別に許可をいただき、建造中のクルーズ船に入り撮影し、ツアーの詳細についてはインタビューをしてまいりましたので、今回と次回の2回に分けてその様子をお伝えいたします。 まず気になるのは、惜しまれつつ昨シーズンで終了したカナダ側の「霧の乙女号」と何がどう変わるのか。この点を、セールス部門統括のリー・カー氏(写真上)に直接お伺いしてきました。 「まだまだ細かい部分を詰めているところですが、現時点でお話しできることは以下の7つです」と切り出されたインタビューは約1時間。確定しているのもと計画中のもの、将来への展望をも絡み合う内容の濃いものでした。その中で、ほぼ確定していることを中心に順を追ってご紹介いたします。

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雪が溶け始めたナイアガラは 観光シーズンに向けて準備開始

いろいろと話題を振りまいたこの冬のナイアガラ。一昨日に訪れてみると、カナダ滝周辺のナイアガラ川を覆っていた氷と雪が溶け、川面が見え始めていました。春の訪れというにはまだまだ早いのですが、少しずつ気温も上がって行くにつれ、さらに雪も氷も溶けて行くことでしょう。

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世界でもかなり珍しい カナダ織物博物館

ダウンタウンのほぼ中央。屋外ステージの「ヤングダンダス・スクエア」から徒歩約10分。地下鉄St.Patrick駅から徒歩数分。オフィスビルの一角にある「Textile Museum of Canada(カナダ織物博物館)」。 テキスタイル(Textile)とは、布や織物のこと。人類によって糸がつむぎ始められたのが旧石器時代(約2万年前)と言われ、最初はアフリカやエジプトで植物や動物から手で繊維を引き出し、寄り合わせる手紡ぎ(てつむぎ)が行われていました。 13世紀にペルシャからインドへと車輪を使った糸車の技術が伝えられると、より多くの糸を生産することが可能になりました。18世紀のイギリス産業革命後に、この糸車は蒸気機関を使った紡績機へと発展、現在に至ります。 世界200カ国から集められた12,000点の織物コレクションを展示しリサーチをする施設として、一度訪れたらその奥深さに誰もが感銘を受ける「知る人ぞ知る」場所。この施設の始まりは1975年のこと。「Canadian Museum of Carpets and Textiles」という名前で始まった当時はカーペットのコレクションが中心。その後コレクションは様々なジャンルの織物に広がり、1989年にこの場所に移転して現在に至ります。受付の方に聞いてみると、織物だけをテーマにした博物館は世界に10カ所しかないのだそうです。もちろんカナダではここが唯一。大変ユニークです。

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4,500年の人類の歴史を靴でたどる 「Bata Shoe Museum」

ロイヤルオンタリオ・ミュージアムから徒歩5分、同じストリート沿いにもう一つ「バータ靴博物館(Bata Shoe Museum)」というユニークな博物館があります。博物館の名前にある「Bata」とは、靴メーカーの名前。「Bata Shoe Company」は1894年にチェコ共和国で始まりましたが、様々な困難の中、第二次世界大戦後にトロントに本部を移し、マーケットをヨーロッパからアジアへと集中させた事で大成功をおさめました。そうした中で産まれたのが、この靴の博物館です。 創立者はSonja Bata。彼女は夫であり創業者の息子であるThomas J. Bataと世界中をビジネスで旅をするうちに、数々の靴を収集して行きました。その後収集された靴をコレクションとして一般に公開し、同時に靴のリサーチも兼ね備えるセンターをつくることを決心し、日系人のレイモンド・森山氏に設計と建築を依頼しました。 1995年にオープンしたユニークな博物館は、貴重な靴を湿気や光から守る「靴箱」からインスピレーションを受けたというデザインの建物内に、1万3千点を越える靴のコレクションが所蔵されています。

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今日が100周年 ロイヤルオンタリオ・ミュージアム

カナダ国内で有数のコレクションを誇る博物館、ロイヤルオンタリオ・ミュージアム(以下ROM)。誕生は今からちょうど100年前のこと。来場者には、記念のカップケーキが振る舞われるなど、今日は博物館を挙げての盛大なお祝いが行われていました。 ダウンタウンのほぼ中心。ブローア・ストリートとユニバーシティー・ストリートの南西角に重厚な歴史的建物と不思議な三角形の形をした近代的なビルが組合わさった建物が、ROM。開館した1914年には、地質学、鉱物学、古生物学、動物学の4部門を専門にする研究施設と展示施設という形で始まりました。

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トロントのハイパークで 満開の桜を愛でるには?

日本では桜の開花がニュースで報じられる季節になりました。開花まではまだまだ時間がかかりますが、トロントでも毎年、ダウンタウンの西にある市民公園「ハイパーク(High Park)」で、日本から寄贈されたソメイヨシノを見に多くの市民が訪れます。 この公園が一般市民に開放されたのは、1876年。公園の歴史は、トロント初の建築家、イギリス人John George Howard氏が所有していた土地をトロント市に寄贈したことから始まります。

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トロントの歴史を巡る建物散歩(1) セントローレンス・マーケット

長くトロント市民の集まるマーケットとして親しまれているトロントのセントローレンス・マーケット。2012年のナショナル・ジオグラフィックが選ぶ「Top Market」に選ばれたことで世界的にも注目を集めることになったのですが、その理由の中で「この建物の歴史」に触れている部分がありました。 トロントがヨーク(York)と呼ばれていた時代、上のマップで黄色く囲んだ場所が「MARKET BLOCK」と呼ばれた、最初のマーケットがあったエリア。主にヨーク砦でカナダを守る軍人が200名ほど暮らす街で、市場のみならず自治機能、社交場など様々な施設が、徒歩数分のエリアに集中していました。その後トロントにはイギリスなどから多くの人が流入し、1834年〜44年にかけて人口が2万4000人に増えるとともに税収も激増。市は豊かになり、最初の市議会堂を建設することになりました。 これが完成した最初のトロント市議会堂。セントローレンス・マーケットは、フロントストリートを挟んで南棟と北棟に分かれています。冒頭の写真は市場として火曜日〜土曜日まで営業をしている南棟ですが、トロントが誕生した当時の19世紀には、同じ場所にこのような市議会堂が建っていました(地図の赤い丸数字1の場所)。これが後に改築されて、現在のマーケット南棟になったというわけです。 二つの建物の正面入り口を比較してみると分かるのですが、正面の壁の白っぽいレンガで囲われたアーチ状の入り口と窓は、1845年に建てられた当時の正面の壁がそのまま保存、使用されているのだそうです。左右の赤い木の扉も同様。重厚な扉は180年間トロントの道行く人々を迎え入れていたのですね。

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トロント動物園で産まれたホッキョクグマの赤ちゃん 名前はハンフリー!

(Photo:Toronto Zoo) 今やトロントで知る人はいないほどの人気者となった、トロント動物園のホッキョクグマの赤ちゃん。昨年11月の誕生の経緯と、驚くべき成長の様子を前回お伝えしましたが、今日待ち望まれていた名前が発表されました! その名は「ハンフリー(Humphrey)」。名付け親はトロント市民。14,000名を超える一般市民の投票により、本日(3月6日)正式発表が行われました。 3日後に生後4カ月を迎えるハンフリー(ハリウッド俳優で有名なハンフリー・ボガードを思わせますね〜)、絶滅の危機にあると言われるカナダのアイコン、ホッキョクグマとその生態を多くの人々に知らせる「北極圏大使」として、その愛くるしい姿で世界中の人々を虜にしています。 下のムービーは、自分で自分の名前の除幕式をしているところ・・・・何とも可愛らしいですね!

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トロントの巨大地下通路「PATH」を歩いて CNタワーに行く

寒い寒い冬のトロント。外を歩けば、1月〜3月初旬はマイナスを記録する気温が日常ですが、ここはカナダ。冬でも快適に暮らせるよう、様々な工夫がされています。その一つが「PATH」。「歩道」や「散歩道」と訳されるこの言葉は、のんびりと陽だまりのなかを散歩をする様子を連想しますが、トロントではひと味違った姿を見せています。

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まだまだ凍っているトロントのオンタリオ湖畔

今日は取材でCNタワーに行ってきました。一般展望室に上がると、一望できるオンタリオ湖。やはりまだまだ凍っていました。下の写真ですが、手前がハーバーフロントと呼ばれる湖畔エリア。凍っているのは奥のトロント・アイランドの間で、一番奥はさらにオンタリオ湖が続きます。まるで海のようですね・・・

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カナダ最古の郵便局で 5年後の自分に手紙を書いてみてはいかが・・・

トロント市が制定されたのは、1834年3月6日のこと。この1年前に建てられた郵便局が、トロント初の郵便局として、当時9,000人であったトロント市(ヨーク)の経済と社交の中心地の役割を果たしていました。その中心人物が、アイルランド出身の移民、James Scott Howard氏。彼は郵便局長と税関の官吏、ライセンスの管理人、市の会計を司る要職につくなど、トロント市の創成期に重要な役割を果たしました。 それから180年がたち、今も保存されているこの郵便局は「カナダ・ポスト(カナダ郵便局)」の支店の一つとして現在も営業されています。現在は外装を工事中ですが、5月頃までには完了するとのこと。さて、他の郵便局と違う点は2つ。

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トロント動物園で ホッキョクグマの赤ちゃんに会おう!

今トロントで話題になっている、ホッキョクグマの赤ちゃん。生後3カ月を過ぎた雄の赤ちゃんは、先週からトロント動物園で一般公開され、午前10時〜午後4時まで、動物園正面を入って正面右方向徒歩数分にある「ツンドラ・トレック」内に設けられた専用エリアで会うことができます。 一番右が赤ちゃんのお母さんAurora(オーロラ)、隣が雌のニキータ (Nikita) 、水の中に入っているのが雄のイヌクシュック(Inukshuk)でお父さんです

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冬のトロント・アイランドフェリーで流氷? 体験を

寒い寒い冬のトロント。気温は連日マイナスを記録する冷凍庫なみの寒さが続いています。例年と比べると、雪が降る日が多かったり、連続してマイナス10度以下になる日が多いと感じる日々ですが、おそらく今が寒さのピークではないでしょうか。特にこの時期トロントを訪れる旅行者の皆さんには、ぜひ以下のことをご留意下さい。 1)外出時には、厚手のコート、耳当てや帽子、手袋等暖かい格好でお出かけください。風が吹くと体感温度が下がる日も多い時期です。 2)とは言え、ショッピング・モールやレストラン、ホテルの部屋等に入ると20度前後の空調が効いて大変暖かいので、汗をかかないよう脱ぎ着が簡単にできることも大事です。 3)降った雪が根雪になったり、日中に溶け出して夜間に凍って滑りやすくなります。凍結防止に特別な塩を道路に撒き靴が真っ白になるくらいになりますので、冬用の滑り止めのあるブーツや靴を履くことがベストです。 さて、例年になく寒い冬。通常オンタリオ湖は岸側に氷が張る程度ですが、今年は湖畔からトロント・アイランドまで一面が凍る珍しい年となっています。凍ったオンタリオ湖はクイーンズ・キーなど湖畔のボードウォークなどから眺めることができるのですが、今回は冬季に唯一運行している「ワード・アイランド(Ward’s Island)」行きのフェリーに乗り、対岸に渡ってみました。

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