早秋のトロント〜エドワーズ・ガーデンズをお散歩

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そろそろ秋の空気が漂うダウンタウン・トロント。目を見張るような紅葉風景はもうちょっとだけ先ですが、「早秋(そうしゅう)」の風景を探しに、デジカメを持って歩いてみました。

向かったのはダウンタウンからアクセスの良いエドワーズ・ガーデンズ(Edwards Gardens)。地下鉄ローレンス
(Lawrence)駅からバスに乗り継ぎ25分。広々とした駐車場の奥には、散策路に通じる入り口がひっそりとあります。

当日はあいにくの雨、と言いたいところですが、小雨交じりのお天気は紅葉したカエデが美しく映える条件の一つ。晴天、一面の紅葉は確かに迫力がありますが、まだまだ始まったばかりのこの時期も捨て難い魅力がありますので、今回は「雨の早秋」というあまり聞きなれない紅葉の楽しみ方の一つをご紹介したいと思います。

よーく見ると、きれい

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撮影したのは9月28日。ようやく始まったばかりのこの様子をみると、多くの人は「ああ、ガッカリ」と思われるでしょう。確かにこれが全部紅葉したら、さぞ綺麗だと想像できます。

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さっそく入り口から散策路に入ってみたいと思います。

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地面を見ると、だいぶ落ち葉が見えますね。ここを見るのが、今回のポイントの一つ。近づいてみます。

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あたりを見ると、まだ落ちて日が経っていないために葉がみずみずしいですね。

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葉っぱの一枚、一枚をじっくりと観察してみると、玉のような雨つぶがついていて、きれいです。ほとんどのデジカメに、「マクロ・モード」というボタンがあるはずですので、それを使うとこんなクローズアップされた写真を簡単に撮ることができます。

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上の写真のように、クローズアップしているところをiPhoneで撮ると、さらに面白い写真が撮れます。これはムービーを撮っているところです。

こちらもほとんどのデジカメに「ムービー・モード」がありますから、気に入ったシーンを動画で保存してみると、また違った雰囲気になります。

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入り口の木製の橋を見てみると、そこにも落ち葉があります。

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風に飛ばされて、偶然こんな形になったのを発見。

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その葉の一枚、一枚を見ていると、すべて違った色になっていますね。この葉は紅葉しきれずに落ち葉になってしまったようですが、それが逆に複雑な色合いを生み出しています。

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ちょっとピンボケですが、手にとって背景の緑と合わせると、この時期ならではのコントラストが生まれます。

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橋の欄干(らんかん)にも落ち葉が数枚。

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風で飛ばされて、ひらりと落ちてきた一枚。今にも飛ばされそうです。

10分ほどいたでしょうか。まだ入り口ですがこんな見方をすると「ずいぶんきれいだな」と、最初の印象からすっかり変わってしまうから不思議です。

緑の中の一枚の葉を見つけましょう

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鳥のさえずり、葉っぱが風にそよぐ音、上空を飛ぶ飛行機(ダウンタウンなので・・・)などいろいろな音に耳を傾けるのも、紅葉散歩の楽しみですね。少し進むと、ほとんど緑の森が見えてきます。でも、ガッカリしてはいけません。写真の右隅に何かが見えています。

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ありました。上空からひらりと落ちてきた葉っぱが、針葉樹に偶然引っかかっていました。こういう瞬間を見つける楽しみが、この時期ならではの紅葉散歩の醍醐味です。

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さらに先に進むと、緑の芝生に何枚かの落ち葉。探してみると、ありました。真っ赤に紅葉したカエデの葉。人もまばらで、踏み荒らされていない月曜日の雨の朝ならではの一枚。

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雑草に玉のような雨水がかろうじて・・・

水の流れも表現してみましょう

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ここはドン・バレー渓谷の支流で、こんな小川の風景が楽しめる場所。

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カメラの絞りを上げて(F11)、シャッタースピードを遅くすると水の流れがこんな風に線になってきます。

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また違った風景が現れます。

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ちょっとわかりにくいかもしれませんが、テーブルトップで使うミニ三脚でカメラを固定して撮っています。

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三脚がない時は、地面とか橋の欄干とか固定できる場所を探してカメラを押し付けてシャッターを押すと、手ぶれせずにくっきりと撮れます。

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水の中に沈んだ紅葉の葉っぱ。水際は滑りやすいので、十分気を付けてください。

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最後に、駐車場に戻ってパチリ。どこにあるか、わかりますか?

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トロントの紅葉はこれから。カメラ(あるいはスマホでも)を持って、自然散歩を楽しんでみてはいかがでしょう?