ケンジントン・マーケットの歩行者天国

トロントの文化的な面白さを端的に表す「Neighborhood(ネイバーフッド)」。中でも異彩を放つケンジントンで夏の期間行われる歩行者天国イベントをご紹介します。

トロントで行われるイベントは、近年どこも人でごった返すようになり、似たようなプログラムが増えてきたように感じます。

一方ケンジントンで行われる歩行者天国(Pedestrian Sundays)はシンプルですが、テーマの「Community – Culture – Ecology」の通りにクルマを締め出し、地元商店に限定したローカルな雰囲気を保ったままで、じっくりと街歩きができる面白さがあります。

15年目を迎える2018年の今年の開催日程は以下の通り。
5月27日
6月24日
7月29日
8月26日
9月30日
10月28日
それぞれ正午〜午後7時までとなっています。

公式ウエブサイト:http://www.kensingtonmarketbia.com/pedestrian-sundays-in-kensington-market.htm

このイベントの見所は、ケンジントンのネイバーフッド感を楽しむところでしょう。例えばこの街のシンボルとなっている、グリーンカー(あるいはガーデンカー)と呼ばれるこのクルマ。

こちらは、ジャズクラブの入り口。

ネイバーフッドという言葉は日本では聞きなれない言葉かもしれません。これは地域の中のあるまとまった場所を指す場合が多く、移民の街らしく民族だったり、場所の持つ歴史や成り立ちだったりと様々ですが、この様々な地域がたくさん集まってトロントの街を作っているところが、この街の特徴といっても良いでしょう。

総数は、トロント市のプロフィールに公表されているのが140。まさにCity of Neighbourhoodsですね。

ケンジントンは長く「古着の街」と紹介されることが多いのですが、ここのところトロントの若者文化のディープな部分に触れる場面でよくこの街の名前を耳にするようになりました。トロントオリジナルのラッパーたちや、インスタグラマーが街でプロモ・ビデオをとったり、情報交換をするような場になっているようです。

派手さはありませんが、ゆっくりと歩きながらストリートで起きる出来事に身を委ねる、そんな稀有なイベント体験を通して、この街の新しさに触れることができるかもしれません。