お得な公共交通機関でトロント都市旅を2018版

世界に共通する大都市の観光のコツは、公共交通機関を上手に乗りこなすこと。 トロントはカナダ最大の都市ですが、意外にコンパクト。

世界に共通する大都市の観光のコツは、公共交通機関を上手に乗りこなすこと。 トロントはカナダ最大の都市ですが、意外にコンパクト。普段からウォーキングに慣れているなら博物館や美術館、主要なアトラクションを徒歩で回ることも可能なほどです。特にここ数年、トロントの交通事情は近代化をしていますので、利用しない手はありませんね。 そこで、徒歩+地下鉄+ストリートカー(路面電車)で2日ほどのトロント市内観光を考えた場合、特に料金的にお得な方法を考えてみました。 起点は空港。エアカナダなどでトロント国際空港に到着後、Train(列車)と書いてある表示に従いダウンタウンへ向かう快速電車を使うところからのスタートです。まずはPresto(プレスト)という乗車カードを、列車ホーム入り口の自動券売機で買っておきましょう。 このPresto は日本のSuicaなどと似た交通系スマートカードで、市内を走るTTC(地下鉄+ストリートカー+バス)と共通。地下鉄は駅のタッチ式ゲートで、バスとストリートカーは緑の端末を一度タップするだけ。乗り方に慣れない旅行者の味方になるでしょう。 を使う利点は、ほかにもあります。それが独自のディスカウント料金。空港とダウンタウンの片道$12.35は$9.25と3ドルとかなり安くなり、購入時に払うカード代$6が、空港往復のディスカウントで元は取れてしまいます。TTCも同様に、$3.25がディスカウントされ$3が適用されます。市内ではTTC3回分$9とすると、総額$35程で1日〜2日の観光の交通費は賄えてしまいます。 残念ながらこのカードは、日本のようにコンビニなどでは使えません。カードの残額確認やチャージの必要がある場合は、地下鉄駅にある緑の機械で行います(現金不可)。 もう一つご紹介したいのは、1日に3回以上乗る場合にお得な One day pass と呼ばれる一日乗車券($12.50)。こちらはレトロな紙チケットですが、使い方によってはコスパが高いのがウリ。TTCの運賃は一回一律$3.25で、単純計算だと3回乗れば元が取れる計算。さらにお得になるのは土・日・祝日に大人2人で使えるところ。お友達との二人旅だと地下鉄駅にあるチケットブースで1枚買っておけば、一日中移動しても2人で$12.50だけで済んでしまいます。 p 日付で利用が決められている点と、係員にチケットを見せる必要があるので無人ゲートが通れない点だけ注意してください。Prestoと一日乗車券の組み合わせ、トロントへお越しの際に試してみてはいかがでしょう?