トロントのプライド・マンス(Pride Month/Pride Toronto)が6月開始。パレードはいつ?

初夏の5月が早々と終わり、6月を迎えて夏らしいトロントになってまいりました。

そして、トロントで最も暑い期間の一つとも言える、プライド・マンス(Pride Month)が6月1日(金)から始まりました。

このプライド月間中は、トロントのGay Village(Church StreetとWellesley Street周辺)を中心に、LGBTQ+にまつわる様々なイベントが催されます。

今回は、トロントの夏を盛り上げるプライド・マンスについて、詳しくご紹介していきます。

 

【プライド・マンス(Pride Month)とは?】

今年で3回目を迎えるトロントのプライド・マンス。毎年6月初旬から7月初旬に行われており、2018年は6月1日(金)から24日(日)まで。その期間、トロント各所では様々なイベントが催されます。

プライド・マンスにはその名前の通り「LGBTQ+であることを讃え、その個性を誇りにしよう」という意味が含まれています。

ところで、なぜ毎年6月初旬〜7月初旬がプライド・マンスに当たるのでしょうか?

その発端は1969年6月のニューヨーク・マンハッタン。“ストーンウォールの反乱”と呼ばれる、同性愛者たちが初めて警察官に立ち向かった抵抗運動がきっかけと言われています。

Stonewall Inn, Greenwich Village, Manhattan, New York

Photo from flikr

当時アメリカでは、ゲイバーは警察の取り締まりを行われたり、同性愛者であることが分かると勤務先から解雇されるなど、LGBTQ+コミュニティの人たちにとって厳しい環境下にありました。

そんな中、ストーンウォール・イン(Stonewall Inn)というゲイバーでの強制捜査に、LGBTQ+コミュニティの人たちの溜まっていた不満が爆発。抵抗運動にまで発展する事態となりました。そして、この運動をきっかけに、世界各国でLGBTQ+コミュニティ権利運動が始まるきっかけになった、とされています。

その発端となった“ストーンウォールの反乱”と権利運動が行われた6月初旬から7月初旬が、のちにプライド・マンス(Pride Month)と呼ばれ、今や世界各国で行われる祭典に発展しています。

 

【LGBTTIQ2SAとは?】

近年、日本では幅広く知られるようになってきているLGBT。同性愛者やセクシャルマイノリティを総称した表現です。

ここカナダではLGBTTIQQ2SA と称されます。Lesbian, Gay, Bisexual, Transgender, Transsexual, Intersex, Queer, Questioning, Two Spirited communities and Alliesの頭文字を取ったもの。

それぞれの意味はこちら。

  • Lesbian:レズビアン(女性同性愛者)
  • Gay:ゲイ(男性同性愛者)
  • Bisexual:バイセクシュアル(両性愛者)
  • Transsexual:トランスセクシュアル(性転換をした人)
  • Transgender:トランスジェンダー(体の性と心の性が一致しない人)
  • Intersex:インターセックス(男性と女性の両方の性的な特徴と器官がある)
  • Queer:クィア(異性愛者でもなく、同性愛者でもないセクシャルマイノリティの総称)
  • Questioning:クエスチョニング(自分の性のあり方を決めない人もしくは探している人)
  • 2-Spirit:北米の先住民で様々な性役割を生きる人
  • Allies:アライ(LGBTを賛同・支援する異性愛者)

そして、それらLGBTQ+を象徴する旗として知られるレインボー・フラッグ。本日6月1日からトロント市役所(City Hall)を中心に各所で掲げられます。

このレインボー・フラッグは、1978年にサンフランシスコのアーティスト、ギルバート・ベイカー(Gilbert Baker)さんがプライド・パレードの為にデザインしたもの。それそれの色には意味があり、LGBTQ+の多様性を表現したものとなっています。

当時は8色でしたが、現在は6色でレインボー・フラッグは掲げられています。

各色の意味は以下になります。

・赤→Life(生命)
・オレンジ→healing(癒し)
・黄色→Sunlight(太陽)
・緑→Nature(自然)
・青→Serenity/Harmony (平穏・調和)
・紫→Spirit(精神)

 

【プライド・パレード(Pride Parade)】

今年で38回目を迎えるカナダのプライド・パレードは、北米最大級の規模を誇ります。2018年の日程は6月22日(金)〜24日(日)、その日ごとに違うパレードが行われます。パレードの為に毎年100万人以上の観客が世界各国から訪れると言われ、レインボーに彩られたトロントの街を盛り上げます。

その詳細は以下のようになります。

  • 6月22日(金)午後8時〜Trans Pride March:世界最大規模のトランスジェンダーたちによるパレード。
  • 6月23日(土)午後2時〜Dyke March:ダイク(Dyke)とは女性同性愛者という意味。(軽蔑のニュアンスも含まれるので、ご注意ください。)レズビアンたちによるパレードが行われる。
  • 6月24日(日)午後2時〜Pride Parade:3つの中で最大規模のパレード。性別を超えて様々な人たちが世界各国の観客が集う。

Photo from Pride Toronto

各パレードのスタート地点と終了地点は違うのでご注意下さい(公式PDFガイドマップ 48ページ目参照)。また、パレードのルートとなる区画は、毎年たくさんの参加者や見学者で溢れ、かなりの熱気を帯びるので、熱中症対策など十分に配慮して下さい。

 

【プライド・マンス中のイベント】

先述した通り、プライド・マンスには各所でLGBTQ+にまつわるイベントが行われます。なんとその数、計50以上

その中でも特に注目したいイベントを5つ、ご紹介したいと思います。

  1. AGO First Thursdays 6月7日(木) 7:00 pm ~ 11:30 pm

Photo from AGO

イベントの中で最初の木曜日を迎える6月7日、オンタリオ美術館(Art Gallery of Ontario/ AGO)が音楽祭を開催します。今年トロントで注目のアーティストたちをAGOに招き、音楽やアートの祭典でプライド月間を盛り上げます。

Art Gallery of Ontario, 317 Dundas St W
チケット価格(19歳以上):前売り券$13(AGO非会員)/$11(AGO会員)、当日券$16(AGO非会員)/$14(AGO会員)

  1. Showtunes Karaoke! 6月11日(月) 8:00 pm~

Photo from Showtunes Karaoke!

昨年に引き続き、今年も行われるカラオケのイベント。お酒を飲みながら、新たなお気に入りの曲を見つけに行ってみてはいかがでしょうか?

もしカラオケを楽しみたい場合、早めに行って所定のリストに名前と選曲を書くと、ステージに上がることも可能です。

The Second City Toronto Mainstage Theatre, 51 Mercer Street
チケット価格:$15(一般)

 

  1. Friday night Live 6月15日(金) 7:00pm~夜中まで

Photo from ROM

今年で13回目を迎える、ROM Friday Night Live (#FNLROM) がロイヤルオンタリオ博物館(Royal Ontario Museum/ROM)で開催されます。博物館がナイトクラブのような雰囲気に変わり、ドラァグクイーン、DJ、アーティストたちが会場を盛り上げます。

Royal Ontario Museum, 100 Queen’s park
チケット価格(税抜き):$17(Adults), $50(Students/ Seniors) $5(ROM members)

  1. A night at the Aqueerium 6月22日(金)8:00pm-12:00am

Photo from Ripley’s Aquarium

ロジャーズ・センターの隣に位置するRipley’s Aquariumが今年もプライドイベントを開催します。水族館にいる魚や動物たちが、プライド・マンスの象徴とも言えるレインボーカラーを纏って、訪れた人々を歓迎します。またスペシャルゲストとして、DJ Cozmic CatさんやDJ Lucie Ticさんらが登場します。

Ripley’s Aquarium of Canada, 288 Bremner Boulevard
チケット:$40

  1. StreetFair 6月22日(金)7:00pm~2:00 am、6月23日(土)12:00pm-2:00am、6月24日(日)12:00pm-11:00pm

Photo from Pride Toronto

プライド・パレードが行われる期間に同時に開催されるコミュニティー・ストリート・フェア。チャーチストリートを中心に広範囲にお店が並びます。アクセサリーやTシャツ、フードなどを販売する多彩な露店がプライド・マンスの最終週を盛り上げます。

Church Street, Wellesley Street and Alexander Street
入場無料

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P R I D E 🌈 M O N T H #PrideTO Photo: @scottcorman

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すでに熱気を帯びているトロントのプライド・マンス。
他にもたくさんのイベントが開催されますので、下記の公式サイトを参照してみて下さい(リンク先は英文です)。

Pride Toronto 2018
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2018 Pride Guide(PDF)